現在、弊社のグループ企業である「トウエイ技建」にて、ある市営住宅の大規模修繕工事を行っています。
先日安全パトロールとして、現場の様子の確認をしてまいりました。
大規模修繕工事は、数多くの住民の方の住まいを修繕することであり、その全員の方から承諾を得ることができないので、なかなか施工の様子はサイトやブログにアップできないのですが、住民の方のプライバシーを侵害しないよう配慮しながら少しだけその様子をご紹介します。
そもそも「大規模修繕工事」とは何でしょうか。
大きな建造物の基本性能を維持するために、長期修繕計画のもと、定期的に実施される修繕工事です。
分譲マンションなどでは、理事会と(修繕対応の下部専門組織である)修繕委員会から成る管理組合が中心となって、管理会社のサポートを受けながら、修繕計画を進めていきます。条件を満たす業者を募り、入札などによって修繕業者を選定していきます。(一般競争入札)
今回のような市営住宅は、市から依頼された住宅供給公社が中心となって進めていきます。事前に登録された業者から数社を指名し、入札に参加してもらい、選定します。(指名競争入札)
基本性能を維持する修繕工事とは、住民アンケートや施工図面・修繕履歴確認と目視・触診・打診などによる実地検査により把握した建物の劣化部分を、補修・防水・塗装・シーリング(壁の継ぎ目や窓枠廻りの隙間をゴム状の素材で埋める)・設備交換などで改善していく工事です。
補修箇所が分かるようにマーキングされています。
施工状況・安全状況を見て回りました。
ちなみに、修繕工事による性能の回復に加え、最新の設備や機能を追加するなどして、さらに資産価値をグレードアップさせる工事は、『大規模「改修」工事』になります。
新築からリフォーム・改修工事まで、「さとう建設」・「トウエイ技建」・「Sコレクション」の『さとうグループ』は、施主様の”想い”をカタチにするべく、丁寧に施工を行ってまいります。