クリスマスリースをいただきました!
先日、ショールームをクリスマス仕様に飾りつけをしました、と書きましたが、また一つクリスマスの飾りが増えました。
改装工事をご依頼いただいたお客様よりいただきました、とてもきれいで大きなリース。
なんとお客様の手作りだそうです。
素晴らしいですね。
リースの歴史
クリスマスリースの「リース」は、英語で「wreath」と書き、「(花・葉・小枝などで作る)輪・花輪・花冠」と訳されます。
「輪」には「始まりも終わりもない、永遠に続く神の祝福」という意味から、古くは古代ギリシャ・ローマ時代、リースは職業やランク、成果やステータスを表す装飾品として使用されました。
古代ギリシャの大祭では、勝利者に月桂冠やオリーブ冠が授けられ、結婚式や葬儀など特別な行事などにもよく使われています。
また、古代ヨーロッパでは収穫のリースとしてもよく飾られていました。
収穫された穀物やフルーツ、ナッツなどを使用して作成し、不作や災害に対する保護をもたらすと期待してドアなどに飾られることが一般的でした。
このように、リースは「永遠の神の威光・祝福・保護」の象徴として、人々の生活に根付いたものだったのです。
クリスマスリースの意味
所説はありますが、クリスマスリースは生活に根付いた「リース」の風習と、ローマの国教として広まった「キリスト教」が結びついたものと思われます。
リースの意味する「永遠に続く神の祝福」により、新年を幸福に迎えられるように。
年中枯れない常緑樹が用いることにより、いつまでも生命力に溢れていられるように。
抗菌・殺菌作用があり、尖った形も多い常緑樹の葉には、「魔除け」の効果。
(キリストの”受難”を表す、とげのあるヒイラギの葉がよく使われます。)
赤い実には「太陽の炎」。(キリストの流した赤い血の意味も。)
松ぼっくりや姫リンゴ、ぶどうの蔓などは「豊作祈願・神への捧げもの」。
(ぶどう自体は”キリスト”の象徴。)
新年を迎える前のクリスマス時期にこのようなリースを飾ることにより、次の一年も幸福に迎えることができ、無病息災で、豊かに過ごせるようにとの願いが込められているのです。
いただいたリースはそこまでクリスマス色は強くありませんが、華やかで豊かな生命力を感じさせる素晴らしいリースです。
M様、どうもありがとうございました。