【家づくりの基礎知識】狭小住宅のメリット・デメリット

「駅から徒歩10分内のエリアに家を持ちたい。」
しかし、人気エリア土地は非常に値段が高く、
なかなか広い土地の購入は難しいもの。

例え十分な広さがない土地でも、
プランの工夫と確実な施工技術で建てる「狭小住宅」で、
ご希望のライフスタイルを実現することが可能です。

狭小住宅って何?

明確な定義はありませんが、住宅建築各社では、
30坪以下の土地に建てられた住宅を「狭小住宅」とすることが多くみられます。

狭い土地において、通常の家のプランでは、窮屈な家が出来てしまいます。
狭小地でも快適に過ごすことができる様、
創意工夫を重ね、狭さの不便を感じさせない家が「狭小住宅」です。

狭小住宅のメリット

利便性の良い人気エリアで住むことができる

冒頭の通り、利便性の良い人気のエリアの土地は総じて高く、
特に人気の駅前などは、なかなか広い土地が売られていません。
価格を抑えて利便性のいい狭小地を購入し、住宅を建てられれば、
毎日の買い物や通勤が楽になります。

生活コストや維持コストを抑えられる

面積が狭い分、電灯の使用も少なく、冷暖房の効率もいいので、
光熱費を抑えることができます。
交通の便がよく車が不要となれば、ガソリン代や車の維持費も不要になります。
修繕箇所も少なく済み、修繕費用などのメンテンナス費用も抑えられます。

掃除がしやすい

狭小住宅は狭い中で快適に過ごすため、
空間を仕切らない間取りであることが多いです。
身の回りのことに目が届きやすく、無駄な広さがないので、
掃除があまり負担になりません。

狭小住宅のデメリット

建築コストが高くなることも

狭小地は、建設車両が入れない狭い間口や、
足場に必要なスペースを取れないことも多く、
増員して人力で行ったり、高度な施工対応が必要になったりします。
効率低下の為に工期が長くなる場合もあり、
建築コストが増加することもあります。
ただ、コストは建築コストのみで判断するのではなく、
土地取得の費用やメンテナンス費用、税金などトータルで考えて
メリット・デメリットを判断しましょう。

上下階への移動

敷地に余裕がない分、床面積を増やすには、
地下もしくは上階を造る必要があります。
日々の生活で頻繁な上下移動は大きな負担になります。
なるべく無駄な上下移動を減らせるよう、
一連の家事動線は同じ階で完結できるようにしたり、
家事の動線と生活の動線をなるべく分けたり、
生活スタイルに合わせた間取りの工夫が必要になってきます。

狭小住宅のポイント

敷地ギリギリに建てすぎない

少しでも室内を広くしたいと、敷地ギリギリに家を建てると、
外壁の補修やメンテンナンスが行えず非常に苦労することになります。
また、隣地との防音や窓の位置の考慮も必要で、
エアコンの室外機の設置のスペースも考慮しておかないといけません。

空間を仕切らず開放感を出す

プライバシーが必要な寝室など以外は、壁や扉で各部屋を
物理的に区切らず、スキップフロアなどでやわらかく
空間をつなげることにより、開放感を感じられるような
間取りにしましょう。

光や風を上手に取り込む

狭小地では、建物が密集しているところも多く、
光や風を取り込みにくい場合もあります。
天窓や吹抜け、中庭を設けるなどで、
光や風を取り込む一工夫をしましょう。

隙間空間を活用する

空間的な余裕が少ない狭小住宅では、
階段下などのデッドスペース(隙間空間)を活用することが重要です。
収納スペースを増やしたり、パソコンや書斎スペースにしたり、
デッドスペースをどのように活用したら良いかを、
じっくり考えましょう。

狭小地に家を建てたいとお考えの方へ。ぜひご相談ください。

狭小住宅は、狭小地ならではの規制や条件のむつかしさや、
狭さを感じさせない空間を有効活用する工夫、
最小限の上下階移動で済む動線設計
経験と技術が必要とされます。

狭小住宅をお考えの方は、
アーケード商店街での住宅や、狭小二世帯住宅の実績がある
さとう建設(Sコレクションの家)へ
ぜひご相談ください。

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